石田クリニック、日野市日野,内科,循環器内科

内科・循環器内科
石田クリニック
042-843-2608
東京都日野市日野1027-1 2F

クリニック案内

医院名
石田クリニック
院長
石田良一
住所
〒191-0012
東京都日野市日野1027-1 2F
診療科目
内科・循環器内科
電話番号
042-843-2608
石田内科クリニック

「どんな治療法があるの?」
「治療にかかる期間は?」

疑問に思う事、何でもご相談ください。
お電話にて承っております。

TEL 042-843-2608

生活習慣病

高血圧

血圧とは、心臓から流れる血液が血管を押す力のことです。正常な血圧は、収縮期血圧が140㎜Hg未満、拡張期血圧が90㎜Hg未満です。このいずれかが上回っている状態が高血圧です。

高血圧は頭痛、肩こりなどの症状のある方もいますが、ほとんどの方が特有な症状はありません。しかし、知らず知らずのうちに血管壁に強い圧がかかっていることで血管が障害を受けて、脳卒中、心疾患、腎臓病を引き起こす原因になります。

高血圧の9割程度は原因がはっきりしない本態性高血圧症であり、遺伝的因子や環境的因子などが関与しています。また、腎臓病や内分泌疾患などの原因疾患がある二次性高血圧症の場合もあります。

病院や健診時の診察室血圧だと高い血圧の方がいます。いわゆる白衣高血圧です。そのため家庭血圧が推奨されています。上腕カフ血圧計を使用して2~3回測定し、その平均値を用います。測定時間は朝(起床後1時間以内、座位1-2分安静後)と夜(就寝前、座位1-2分安静後)が基本となります。

塩分を取りすぎると血圧が高くなります。それは、全身の血液量が増えること、血管を収縮させるホルモンの反応を高めることで血圧が高くなります。また、肥満、特に内臓脂肪は血圧をあげる成分がたくさん分泌されます。よって、減塩と減量をすることで血圧は下がっていきます。

また、ウォーキングなどの有酸素運動でからだを動かす習慣を身に付けこと。たばこを吸う人は禁煙すること。アルコールの飲みすぎなどにも注意が必要です。

生活習慣の改善にもかかわらず、高血圧が持続する方は薬物療法を行います。降圧剤も多種多様にありますので、患者さんの状態により適切な降圧剤を選択することが大切になります。それにより、目標血圧を達成して脳卒中、心疾患の発症を予防することが重要です。

脂質異常症(高脂血症)

正常の血清脂質値はLDLコレステロール(悪玉)が140mg/dl未満、HDLコレステロール(善玉)が40mg/dl以上、トリグリセライド(中性脂肪)が150mg/dl未満です。このいずれかがその範囲を超えた状態が脂質異常症です。

生活習慣の乱れで発症することが多いですが、場合によっては体質的な要因が関係すること、他の病気や薬の影響で発症することもあります。

脂質異常症はほとんどの方が特有な症状はありません。しかし、全身の血管の動脈硬化が進み、脳卒中、心疾患、腎臓病を引き起こす原因になります。

脂質異常症の予防としては動物性脂肪の多い肉類や甘いお菓子の食べ過ぎ、アルコール、清涼飲料水の飲み過ぎに注意が必要です。反対に、野菜などの含まれる食物繊維、大豆製品、魚油(DHAやEPA)は血清脂質値を下げて動脈硬化を予防します。

また、ウォーキングなどの有酸素運動でからだを動かす習慣を身に付けことが大切です。

脂質異常症の薬は大きく分けて、コレステロールを作らせないようにする薬、コレステロールの吸収を抑える薬、中性脂肪を低下させる薬があります。

糖尿病

糖尿病とは血液中の血糖値が慢性的に高い状態をいいます。

正常の血糖値は空腹時で70~109mg/dlであり、HbA1C(ヘモグロビンエイワンシー)という過去1~2か月の血糖の平均値に関連する検査値は4.6~6.2%です。

糖尿病はほとんどの方が特有な症状はありませんが、無治療のまま放置すると多飲、多尿、倦怠感などの症状が現れます。高血糖の悪影響はじわじわと全身に広がり合併症として代表的なものは、視力低下や失明することもありえる糖尿病性網膜症、腎機能が低下して透析が必要なこともある糖尿病性腎症、しびれやめまいなどを起こす糖尿病性神経障害があります。そして、動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳卒中などの命にかかる病気が発症することもあります。

糖尿病の予防や治療で大切なことは、血糖値が高くならないようにすること、血糖値が高くなりにくい体質に改善してそれを維持することです。

それには、食べ過ぎや飲み過ぎを控え、適切な量で、栄養バランスの良い食事をとること。

ウォーキング、体操などの有酸素運動を積極的に行い、肥満を防止して、体重を適正にコントロールすることなど大切です。

それでも高血糖が続くときに薬物療法やインスリン療法を行います。

内服薬には、インスリンの働きを改善する薬、インスリンの分泌を促進する薬、糖の吸収を遅らせる薬があります。患者さんの血糖値やインスリン分泌量によって薬が決められます。

インスリン療法は、不足しているインスリンを注射で補うことで、健康な人のインスリンの分泌に近づけて血糖をコントロールします。インスリン製剤は大きく3種類に分けられます。身体の状態や生活スタイルなどによって一番良い療法が選ばれます。

高尿酸血症

血液中の尿酸値が高い状態が長く続くと、尿酸の結晶が体のいろいろな部位に沈着して、痛風発作、尿管結石、腎機能障害などの様々な症状を引き起こします。

また、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病や慢性腎臓病を合併しやすく、更に心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクを高めていると言われています。

高尿酸血症の治療は生活習慣の改善としてはプリン体を多く含む肉類やアルコールを控えること。また、ウォーキングなどの有酸素運動でからだを動かす習慣を身に付けことが大切です。

内服薬には、尿酸の生成を抑制する薬、尿酸の排泄を促進する薬があります。血液の尿酸濃度が急激に下がると痛風発作が起こる場合がありますので、ゆっくりと尿酸値を下げていきます。